[アントワープ 4日 ロイター] - ベルギーの裁判所は4日、2018年にパリ近郊のイラン反体制派集会で爆弾テロを企てたとして、イラン外交官に禁錮20年の判決を言い渡した。
ウィーンのイラン大使館で参事官を務めていたアサドラ・アサディ被告は、亡命した反体制派によるイラン国民抵抗評議会が18年6月に開いた集会で爆破を計画したものの失敗。ドイツで逮捕され、ベルギーに移送された。
この集会にはトランプ米前大統領の弁護士であるジュリアーニ氏も参加していた。
判決を受け、イラン外務省は「ベルギーや他の欧州諸国はテロリスト集団の敵対的雰囲気に影響され、違法で正当化できない対応を取った」と国営テレビが伝えた声明で非難した。
バイデン米大統領は現在、トランプ前政権が再発動した対イラン経済制裁の解除やイラン核合意への復帰について検討している。