[ソウル 5日 ロイター] - 韓国食品医薬品安全省は5日、アストラゼネカ製新型コロナウイルスワクチンについて、治験データの不足を理由に65歳以上の使用には注意すべきとの勧告を諮問委員会から受けたと明らかにした。
アストラゼネカ製ワクチンは、韓国初の承認に向けて手続きが進んでいる。諮問委の勧告は、医療従事者と高齢者を優先接種する計画に影響を及ぼす可能性がある。
同省の当局者は「諮問委は、すでに欧州で推奨している通り18歳以上の接種を勧告した。ただ十分なデータがないとして、65歳以上の使用に注意すべきとしている」と述べた。
欧州でもデータ不足を理由に高齢者を対象外にする動きが一部にある。
韓国はアストラゼネカ製ワクチン2000万回分を調達する契約を結んでおり、早ければ今月中に初回分が到着する見通し。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20210205T072751+0000