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インド、国営銀民営化へ中規模4行を候補に選定=関係筋

発行済 2021-02-16 09:47
更新済 2021-02-16 09:54
© Reuters. インド、国営銀民営化へ中規模4行を候補に選定=関係筋

[ニューデリー/ムンバイ 15日 ロイター] - インド政府が、民営化を進める国営銀行の候補として中規模4行を検討していると、複数の政府筋が明らかにした。国営銀の民営化は、政府の歳入確保に向けた国有資産売却計画の一環。

多数の従業員を雇用する国営大手が支配する銀行セクターの民営化は失業者の増加につながる恐れがあり、政治的なリスクを伴う。モディ政権は、中規模の銀行から着手する方針だ。

関係筋によると、候補に挙がっているのはバンク・オブ・マハラシュトラ、バンク・オブ・インディア、インディアン・オーバーシーズ・バンク、セントラル・バンク・オブ・インディアの4行。

このうち2行が、2021/22年度(21年4─22年3月)の売却対象に選ばれるという。

関係筋によると、政府は民営化の動向をうかがうため、第1弾では中小行を対象として検討しており、今後数年間でより規模の大きい国営銀の売却を検討する可能性もある。

ただ、最大手のインドステイト銀行(SBI)は農村部の融資拡大などの取り組みを実行する「戦略的銀行」と位置付けられており、政府は過半数株式を保持する意向という。

財務省報道官はコメントを控えた。

エコノミストは、新型コロナウイルス感染拡大で引き起こされた過去最大の景気落ち込みが、思い切った改革の推進力になっていると指摘する。政府は、多額の不良債権を抱える銀行セクターの改革も進めたい狙いだ。

モディ首相の周辺は当初、21/22年度に4行の売却に乗り出す考えだったが、当局者が労組の反発を警戒して慎重な意見を示した。

15日には、銀行民営化や保険会社の株式売却などに向けた政府の計画に抗議する2日間のストライキが始まった。

関係筋は「従業員数や労組からの圧力、政治的な影響が(民営化を巡る)最終決定を左右する」と指摘した。

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