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原油先物下落、OPECプラス減産縮小巡る懸念で

発行済 2021-03-03 12:06
更新済 2021-03-03 12:09

[メルボルン 3日 ロイター] - アジア時間の原油先物は下落。石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成する「OPECプラス」が今週の会合で減産規模をどれだけ縮小するかについて不透明感があり、相場を引き続き圧迫している。

米WTI原油先物は0122GMT(日本時間午前10時22分)現在、0.18ドル(0.3%)安の1バレル=59.57ドル。

北海ブレント先物は0.07ドル(0.1%)安の62.63ドル。

OPECプラスは4日に会合を開く。相場支援に向け減産を決めた約1年前に比べて、総じて前向きな見通しがこのところ示されている。

OPECプラス筋は先週、4月から日量50万バレル生産を増やしても在庫は積み上がらないとの見方を示した。サウジアラビアの同100万バレルの自主減産は4月に終了するが、一度に打ち切るかどうかは不明だ。

OPECのバルキンド事務局長は2日、「新型コロナ感染拡大による衝撃で経済成長と原油需要がマイナス圏に陥る日々は過去のものになったようだ」と述べた。

ただ、ロイターが確認したOPECプラスの合同技術委員会(JTC)の資料は「新型コロナウイルスの変異株によるリスクを含め、現物市場とマクロセンチメントの基調的な不透明感」に言及した。

ANZのアナリストは「需要の回復が増産を維持できるほど強いかどうかについてOPECプラスは今週、答えを示す必要がある」とリポートで指摘した。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20210303T030617+0000

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