[モスクワ 10日 ロイター] - アルメニア政府はパシニャン首相の退陣を求めていたガスパリャン参謀総長の解任が10日付で有効になったと発表した。
ガスパリャン氏ら軍高官は2月25日、パシニャン氏の辞任を要求した。これに対し同氏はクーデターの試みと非難し、ガスパリャン氏の解任を提案した。しかしサルキシャン大統領はこれを2度にわたって拒否していた。
政府は10日に発表した声明で、大統領が定められた期間内に解任命令に署名せず提訴もしなかったため、解任が法的に有効になったと指摘した。
大統領府はサルキシャン氏が憲法裁判所にガスパリャン氏解任が合法かどうか検討を要請したとする声明を発表した。