[ニューデリー 10日 ロイター] - 米製薬大手ファイザーがインド政府に対し、条件付きで新型コロナウイルスワクチンの現地生産する考えを打診したと、関係筋2人が明らかにした。
規制当局による迅速なワクチン承認のほか、自由に輸出や価格設定ができることを条件にしているという。
ファイザーは2月、独ビオンテックと開発した新型コロナワクチンについて、インドでの緊急使用許可申請を取り下げ。インド当局が、国内での小規模な治験なしに承認できないとの認識を示していたことが背景とされる。
関係筋の1人はロイターに対し、ファイザーと米モデルナに言及し、「米製薬会社は合弁(JV)を通じたインドでのワクチン製造を望んでいる」とした。
別の関係筋も、ファイザーがインドでのワクチン製造を望んでいると明らかにした。ロイターは、モデルナの計画については確認していない。