[ワシントン 11日 ロイター] - 米国務省のプライス報道官は11日、イラン核合意の履行再開に向けた協議に同国を出席させるために一方的なインセンティブを提示することはないと改めて強調した。
記者団に対し「イランを交渉のテーブルに着かせるための一方的な姿勢やインセンティブをわれわれが提示することはない」と指摘。米国がそうしたものを提示するとの印象をイラン側が抱いているとすれば「誤った印象」だと述べた。
その上で、いったん交渉のテーブルに着けば履行再開に向けて双方が行動を取ることを検討すると示唆。「イランが交渉のテーブルに着いた場合のみ、双方が合意を履行する道のりに戻るのを後押しする提案を協議する準備ができる」とした。