[ワシントン 11日 ロイター] - メリック・ガーランド氏は11日、司法長官の就任宣誓を行い、米国民の信頼を得るために司法省は「規範」を忠実に守ると宣言した。
上院は前日、ガーランド氏の就任人事を承認した。
同氏はこの日、司法省職員に対して「われわれが成功し、米国民の信頼を維持する唯一の方法は、司法省全職員のDNAの一部になっている規範を守ることだ」と述べた。
「この規範では、全ての問題を同じように扱うことが求められる。民主党員と共和党員、友人と敵対者、権力がある人とない人、富裕層と貧困層、人種や民族によって、それぞれ異なるルールを設けることはない」と強調した。
トランプ前大統領は、司法省が扱う問題に何度も介入し、犯罪捜査対象となった知人に便宜を図るよう司法省に圧力をかけるなどをした。そのため民主党は、司法省がトランプ氏によって政治化したと批判している。