[シンガポール 12日 ロイター] - アジア時間の原油先物は小幅に下落しながらも、北海ブレント先物が1バレル=70ドル近辺の水準を維持している。主要産油国による減産継続で供給が抑えられているほか、今年後半に需要が回復するとの期待が相場を下支えしている。
0109GMT(日本時間午前10時09分)時点で、北海ブレント先物5月限は0.17ドル(0.2%)安の1バレル=69.46ドル。週間では8週連続で上昇する見通し。
米WTI原油先物4月限は0.23ドル(0.4%)安の65.79ドル。
FGEのアナリストはリポートで「(新型コロナウイルスの)ワクチン接種計画が成功すると仮定すれば、夏場の米欧のドライブシーズンにはガソリンの繰り延べ需要が出てくる」との見方を示した。
RBCキャピタルのアナリストは、夏場のガソリン需要に関するファンダメンタルズ(基礎的条件)はここ10年弱で最も強気だと指摘した。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20210312T024049+0000