[23日 ロイター] - 国軍のクーデターに対する抗議活動が続くミャンマーでは22日夜、抗議デモの弾圧で死亡したデモ隊を追悼する集会が複数の都市で開かれた。
ソーシャルメディアに投稿された写真によると、最大都市ヤンゴンのアロン郡区で開かれた集会には、ろうそくを手にした数百人が集まった。
人権団体の政治犯支援協会(AAPP)によると、治安部隊による抗議デモの弾圧では少なくとも261人が死亡している。
目撃者や現地報道によると、第2の都市マンダレーでは22日、15歳の少年を含む3人が殺害された。
地元メディアのMizzimaによると、治安部隊は22日夜、ヤンゴン市内の複数の地域で新たな強制捜査を実施。発砲で複数の負傷者が出た。
22日夜は、治安部隊の標的にならない形で抗議の意思を示す動きも見られた。
放送局「ビルマ民主の声(DVB)」によると、東部シャン州のシーポーでは、抗議デモの死者の名前を書いたカードをろうそくの横に置き、「私たちは軍事政権を望まない」とのプラカードを掲げた。
他の地域でも、国際社会に支援を求めるメッセージを付けたヘリウムガス入りの風船を飛ばしたり、街頭に玩具の車や人形、マネキンなどを並べて抗議活動の様子を再現する光景も見られた。
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