[東京 23日 ロイター] - 梶山弘志経済産業相は23日、グロッシー国際原子力機関(IAEA)事務局長とTV会談し、福島第1原子力発電所にたまり続けるALPS(多核種除去設備)処理水の処分において、協力を要請した。
梶山経産相は、ALPS処理水の処分は「最終段階の調整をしている」と説明。そのうえで、1)処分方法の適正さなどのレビュー、2)環境モニタリング、3)国際社会に対する透明性の確保──の3点で協力を求めた。これに対し、グロッシー事務局長からは、全面的に協力する旨の発言があったという。
会談終了後に経産省が明らかにした。
(清水律子) OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20210323T101231+0000