[23日 ロイター] - 米製薬大手ファイザーは、新型コロナウイルスワクチン開発の成功を踏まえ、コロナワクチンと同様にメッセンジャーRNA(mRNA)技術を応用した、新たなウイルスワクチンの開発に単独で乗り出す構えだ。
ブーラ最高経営責任者(CEO)が米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)とのインタビューで述べた。どのウイルスを候補するかなどは明言しなかった。
ファイザーは独ビオンテックと共同でmRNAを用いたコロナワクチンを開発。米モデルナもmRNAベースのコロナワクチン開発に成功した。その他、独キュアバックや米ギリアド・サイエンシズ、仏サノフィ、米トランスレート・バイオがmRNAを使ったワクチン開発を進めている。
ファイザーはWSJの報道内容について正しいとしたものの、ウイルス候補についてはコメントを控えた。ビオンテックは「ファイザーのような企業が独自にmRNA技術の構築に乗り出すことはすばらしい」とした。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20210323T155626+0000