[アンカラ 24日 ロイター] - トルコのエルドアン大統領は24日、与党・公正発展党(AKP)の会議で演説し、金融市場がここ数日、不安定になっていることについて、トルコ経済の実情を反映していないと指摘した。国際投資家はトルコへの信頼を維持すべきとし、外貨や金を抱え込んでいる国民は金融商品に投資し経済や生産を支えるべきだと述べた。
エルドアン大統領が先週末、突然中銀総裁を解任したことを受け、通貨リラや株が下落し金利が上昇。リラはこの日、1ドル=8リラ台を付け、19日以降の下落率は約10%となった。
エルドアン大統領は「財政規律や自由市場経済へのコミットによって、われわれがあらゆるショックに耐性があることは証明済みだ」と述べ、トルコ経済は投資、生産、雇用、輸出によって回復するとの見方を示した。