[シンガポール 29日 ロイター] - シンガポールのバラクリシュナン外相は、ミャンマーの状況は「進行中の悲劇だ」と述べた上で、解決に時間がかかるとの見方を示した。また、ミャンマーへの対応で東南アジア諸国としての立場を示すことが重要だと指摘した。
地元メディアとのインタビューで、解決にはかなり時間がかかり、ミャンマー情勢に悲観的だと述べた。インタビュー内容が29日に公表された。
外相はこれまで、ミャンマー軍によるクーデターと軍のデモ隊への弾圧を強く非難し、危機打開に向け東南アジア諸国連合(ASEAN)としての役割を果たすことが重要だと主張してきた。
外相は「(ミャンマー問題について)見解や立場を示し、同国に対して建設的な支援を提供することがASEANの信頼性や重要性、つながりという点で不可欠だ」と述べた。