[キャンベラ 30日 ロイター] - 豪気象庁は30日、ラニーニャ現象(東太平洋赤道付近で海面温度が低下する現象)が終息したと発表した。同現象の影響で、豪東部沿岸部では6カ月にわたり平年より降雨量が多く気温が低い状態が続いていた。
気象庁は、ラニーニャ現象の終息に伴い、豪全域の気象が少なくとも向こう3カ月間は平年の状態になると予想している。
豪東部沿岸部で今月発生した大規模な洪水は、ラニーニャ現象が原因とみられている。一方、同現象の影響により、2020/21年シーズンの同国の小麦生産量は過去最高水準に達した。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20210330T063040+0000