[イスタンブール 30日 ロイター] - トルコの官報に掲載された大統領令によると、中銀のチェティンカヤ副総裁が解任された。理由など詳細は不明。
後任はムスタファ・ドゥマン氏。中銀が公表した履歴書によると、ドゥマン氏はモルガン・スタンレー・セキュリティーズの元幹部。トレジャリー、リスク管理、監査部門で勤務した。
副総裁の解任を受け、トルコリラは1ドル=8.29リラまで下落した。
エルドアン大統領は今月20日、アーバル中銀総裁を解任。後任にカブジュオール氏を起用した。カブジュオール氏は、高金利がインフレにつながるとのエルドアン大統領の見解を支持している。
中銀総裁の交代を受け、市場は混乱。トルコで非正統的な経済政策が導入されるのではないかとの懸念が浮上している。
ただ、トルコのエルテム大統領首席経済顧問は29日、ロイターの取材に応じ、政府は資本規制を考えていないと明言した。
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