[エルサレム 7日 ロイター] - イスラエルのレビン国会議長は7日、野党勢力が合意した新連立政権について、国会での信任投票を1週間以内に実施すると表明した。
ネタニヤフ首相の退陣につながる可能性がある。具体的な日程は明らかにしなかった。
次期首相候補のナフタリ・ベネット氏は6日、ネタニヤフ首相に退陣を促し、切り崩し工作を止めるよう要求。ベネット氏は、ネタニヤフ首相に近いレビン国会議長に対し、信任投票を9日に実施し、新連立政権を発足させるよう求めていた。
レビン議長は、野党党首のヤイル・ラピド氏から新連立政権の樹立で合意したとの報告があったと表明。法律に従い、今月14日までに連立政権を承認するための信任投票を実施する方針を示した。
ネタニヤフ氏には、野党の切り崩しを進める時間が最大1週間与えられたことになる。
新連立政権が国会で過半数の信任票を得られなかった場合、過去2年弱で5回目となる総選挙が実施される可能性が高い。