［ワシントン １６日 ロイター］ - 米国と英国は来週、通商交渉を開始する。両国が１６日にそれぞれ発表した。
米メリーランド州ボルティモアで２１─２２日に協議を開始し、春の間に英国で再度協議する予定という。
米通商代表部（ＵＳＴＲ）は「両国の労働者と企業のためにイノベーションと包括的な経済成長を促進しながら、共通の価値観に基づく国際貿易の優先事項を共同で推進する方法を模索する」とした。
英政府は「一連の新たな対話は、貿易・投資分野のつながりを深め、すでに繁栄している２０００億ポンド（１５３０億ドル）規模の関係を強化することを目的としている」と述べた。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナル（ＷＳＪ）が先に報じたところによると、両国はサプライチェーン（供給網）の制約緩和や経済の脱炭素化、デジタル貿易の推進、国内労働力の支援、労働者の権利に関する協力について協議する見通し。