[アムステルダム 17日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのクノット・オランダ中銀総裁は17日、オランダ当局がこれまでに、ウクライナ侵攻に伴い対ロシア制裁対象となった個人と企業の資産2億ユーロ(2億2300万ドル)以上を凍結または差し押さえたと述べた。
15日にはオランダ財務相が議会で、侵攻が始まった2月24日以降に差し押さえたロシア資産は600万ユーロにとどまっていると報告していた。
クノット総裁は、財務相の報告について「小さな数字だが、2週間前の情報だ。それ以降に、2億ユーロ以上の資産を差し押さえた。額はさらに増えると見込んでいる」と述べた。
その上で、「滑り出しには問題があった」と話した。