[ワシントン/メキシコ市 14日 ロイター] - 米メキシコ国境で物流が停滞していた問題で、テキサス州のアボット知事は14日、メキシコのチワワ州と国境警備で合意したと発表、直ちに商業トラック輸送が正常化するとの見通しを示した。
物流停滞の原因となっていたテキサス州の入国検査厳格化を中止するためのプランをチワワ州が提示した。
11月の選挙で再選を目指すアボット知事は先週、不法移民対策の一環で入国検査を厳格化するよう指示。メキシコの運転手は入国に半日以上の時間がかかるとして、国境の橋を封鎖する抗議活動を行っていた。
アボット知事は14日、メキシコのコアウイラ州とも、不法移民を減らし、車両の国境通過で確実に安全基準を満たすよう作業を進めることで合意。メキシコのヌエボレオン州とも、入国検査の強化を中止することで合意した。
メキシコの他の州との国境については、各州との合意が成立するまで検査を継続する。