[パリ 2日 ロイター] - 仏環境政党「欧州エコロジー・緑の党」と極左政党「不服従のフランス」は6月の議会選挙に向けて協定を結んだ。党幹部が2日明らかにした。左派による共闘でマクロン大統領の与党と対決する。
初期の世論調査によると、先月の大統領選で再選を決めたマクロン氏の中道与党「共和国前進」が6月12─19日の選挙も制する可能性がある。左派と右派の野党は過半数議席獲得と首相選出を目指して連携を模索している。
不服従のフランスのカントナス議員は「歴史的瞬間だ」と述べた。
同党のオーブリー欧州議会議員によると、定年退職年齢の60歳への引き下げ、最低賃金の引き上げ、生活必需品への上限価格導入が協定に含まれる。
メランション陣営の広報担当者、マニュエル・ボンパール氏はラジオ局フランス・アンフォに、他の政党との話し合いは続くと語った。
仏共産党から大統領選に出馬したファビアン・ルーセル氏は、同党が左派連合に合流するための合意が近いと述べた。