[シドニー 22日 ロイター] - オーストラリアのチャーマーズ財務相は22日、規制の対象とする暗号資産(仮想通貨)を特定するため、国内で保有されている仮想通貨の目録を作成すると発表した。世界で初めての試みという。
「トークン・マッピング」と呼ばれる作業で、国内で保有されている仮想通貨のタイプや用途を把握する。
同相は「仮想通貨に関わる顧客が適切な情報を得て保護されているかを確認する必要がある」と表明。具体的にどのような規制を計画しているかは明らかにしなかったが、目録の作成が改革の第一歩になると述べた。
証券投資委員会(ASIC)の調査によると、同国では昨年終盤時点で個人投資家の44%が仮想通貨を保有。ASICも規制の導入が望ましいとの見解を示している。