[ワシントン 23日 ロイター] - 23日公表のロイター/イプソス調査によると、バイデン米大統領の支持率は41%と、6月上旬以来の水準に上昇した。民主党が議会で一連の法案を通過させたことが追い風となった。
バイデン氏の支持率が40%を超えるのは、6月初め以来。
民主党が多数派を占める米議会が、気候変動対策や薬価引き下げを盛り込んだ法案のほか、中国に対する競争力向上を目指す国内半導体産業支援法案などを可決したことを受け、同氏の支持率は過去5週のうち4週で上昇した。
今週の調査では、民主党員の78%がバイデン氏を支持し、7月上旬の69%から上昇。共和党員による支持率は12%で、ここ数週間ほぼ変わっていない。
国民が新型コロナウイルス禍による経済への影響や物価高に対処する中、全体の支持率は昨年8月以降、50%を下回る状況が続いている。
ただ、ガソリン価格が記録的高水準から下落する中、インフレ鈍化の兆しも幾分見られつつある。