[キーウ(キエフ) 29日 ロイター] - ウクライナ南部軍司令部のナタリア・フメニウク報道官は29日、ロシア軍に対する反撃をヘルソン地域を含む同国南部で開始したと発表した。
ブリーフィングで、最近のロシア南部の物流ルートへの攻撃により、「敵国は紛れもなく弱体化した」と指摘。ただ、新たな攻撃に関する詳細については言及を避けた。
また、ウクライナのアレストビッチ大統領府長官顧問は同日、反撃に乗り出した部隊がヘルソン市付近の複数区域でロシアの防御を突破したと明らかにした。
ユーチューブに掲載されたインタビューで、ウクライナ軍はロシアがヘルソン地域のドニプロ(ドニエプル)川西岸にあるロシア占領地に物資を供給するため使用しているフェリーを砲撃しているとも述べた。
ロシア通信(RIA)はロシア政府が任命した地元当局者の話として、ロシアが制圧しているノバ・カホフカにウクライナ軍がロケット弾を撃ち込み、電力と水道が遮断されたと報じた。
ノバ・カホフカはヘルソンの東隣に位置している。
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