[プノンペン 3日 ロイター] - カンボジアの裁判所は3日、旧最大野党「カンボジア救国党」の指導者だったケム・ソカ氏に国家反逆罪で自宅軟禁27年の有罪判決を言い渡した。米国はこの裁判を政治的動機によるものと非難している。
判事は、選挙に立候補することや投票も禁止するとした。
同氏は2017年、フン・セン政権を打倒するために米国と共謀していたとして逮捕された。
解党された救国党を率いていた同氏は罪状を否認していた。弁護士は控訴すると表明した。
W・パトリック・マーフィー駐カンボジア米国大使は誤審だと指摘。裁判所の外で記者団に「われわれは当局に対し、全てのカンボジア人が平和的集会と表現の自由という普遍的人権を享受し、真の民主主義システムの構築に参加することを認めるよう求める」と語った。