[パナマ市 30日 ロイター] - 国連児童基金(ユニセフ)は30日、コロンビアとパナマの国境にある危険なジャングル地帯のダリエン地峡を越えて北米を目指す子どもの数が今年1─4月に急増したと報告した。
ユニセフがロイターに公表した文書によると、この期間にダリエン地峡を単独または同伴者と共に超えてパナマに入った子どもや十代の青少年は過去最多の2万5431人で、前年同期の3000人超から約8倍になった。
ダリエン地峡は主に米国を目指す中南米からの移民の主要な中継地となっているが、犯罪集団の巣窟でもある。ユニセフは、成人や保護者を伴わずにこの地帯を越えてパナマに入る未成年者が増加していると指摘した。