[ワシントン 4日 ロイター] - 複数の当局者によると、米首都ワシントンの飛行制限空域に軽飛行機が侵入し、米軍のF─16戦闘機が緊急発進したが、飛行機はバージニア州の山岳地帯で墜落した。
事情に詳しい関係者によると、制限空域に侵入した飛行機には4人が乗っていた。米紙ワシントン・ポストによると、乗っていたのはこの飛行機を所有する米企業のオーナーの娘や孫などだという。
北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)の発表によると、米軍はこの飛行機のパイロットと連絡を取ろうとしたが返答がなく、その後飛行機はバージニア州ジョージワシントン国有林近くで墜落した。
別の消息筋は飛行機が自動航行機能で飛行していたようだと述べた。当局者は戦闘機は墜落の原因になっていないとの見解を示した。
当局者によると、首都ワシントンでは戦闘機の緊急発進の際に衝撃波で大きな音が響き渡り、市民の間に戸惑いが広がったという。