[モスクワ 3日 ロイター] - ロシア大統領府は3日、6月14─17日に開かれるサンクトペテルブルク国際経済フォーラム(SPIEF)で「非友好国」のジャーナリストによる取材を認めないと発表した。プーチン大統領はこれまで、ロシア経済を世界の投資家に披露する場としてSPIEFを利用してきた。
SPIEFは1997年から開かれており、ダボス世界経済フォーラムのロシア版とも考えられている。西側のジャーナリストが同フォーラムの取材をこうした形で全面的に禁止されたことはなかった。
ペスコフ大統領報道官はタス通信に「今回は非友好国からのSPIEFの取材を認めないことが決定された」と語った。ロシア政府はウクライナ戦争を巡りロシアに制裁を科している国を「非友好国」としている。
ロイターのモスクワ支局は1日に同フォーラムの主催者から取材許可の通知を受けていたが、2日には取材許可が取り消されたと伝えられた。