[カイロ 24日 ロイター] - エジプトで先週行われたパレスチナを支持する大規模集会の参加者のうち、約100人が逮捕されたことが24日、複数の弁護士の話で分かった。
エジプトでは20日、首都カイロを含む複数の場所でイスラム組織ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザに対するイスラエルの攻撃に反対する集会が開かれた。これらの集会は政府が公認したものだったが、カイロで行われた集会では一部参加者が政府が集会を許可していなかったタハリール広場に入ったため、治安部隊が直ちに解散させる騒ぎになった。
タハリール広場は2011年の中東民主化運動「アラブの春」で長期独裁政権の打倒につながったデモが発生した象徴的な場所であるため、治安当局が厳重に監視している。
人権弁護士によると、カイロで約40人、アレクサンドリアで65人が逮捕された。少なくとも18人が24日に釈放されたという。
この件に関して司法当局と内務省からはコメントを得られていない。