James Oliphant
[ワシントン 31日 ロイター] - 米共和党の大統領候補指名を目指すヘイリー元国連大使(52)は、対抗馬のトランプ前大統領(77)と民主党から再選を目指すバイデン大統領(81)を「気難しい老人」として描写する新たな広告を打ち出す。
ヘイリー陣営は31日、トランプ、バイデン両氏の精神面の鋭敏さに疑問を投げかけ、より精力的な選挙運動を行わないことなどを批判する広告を展開すると発表した。
新たな広告はジャック・レモンとウォルター・マッソーが気難しい老人を演じてヒットした1993年のコメディ映画「ラブリー・オールドメン」にちなんで名付けられた。今後「つまずく老人」、「討論逃れ」などと題した広告も打つ予定という。
先週公表されたロイター/イプソスの世論調査では、回答者の約67%が「大統領選で同じ候補者を見ることにうんざりしており、新しい候補者を望む」と回答。有権者がトランプ、バイデン両氏の適性に懸念を抱いていることも浮き彫りになった。