Jason Lange Alexandra Ulmer
[ワシントン 31日 ロイター] - 米連邦選挙委員会への提出資料によると、米大統領選で共和党候補指名を目指すトランプ前大統領が2023年10─12月期に調達した選挙資金は1900万ドルで、再選を目指すバイデン陣営の調達資金3300万ドルを下回った。また、7─9月期の2500万ドルから縮小した。
共和党候補指名争いでトランプ氏の唯一の対抗馬であるヘイリー元国連大使の調達額は1700万ドルだった。
ヘイリー氏は候補指名争いの初戦から2連敗した後も選挙戦を継続すると表明しているが、トランプ氏が党候補者の指名を獲得し、11月の本選でバイデン氏と対決すると見込まれている。
トランプ氏は4件の刑事裁判を抱えており、弁護士費用が重くのしかかっていることも明らかになった。昨年下半期には同氏を支持する最大の特別政治活動委員会(スーパーPAC)のMAGAは4800万ドルの資金を調達したが、このうち3000万ドルが裁判費用を担当する別団体に拠出されていた。