Kirsty Needham
[シドニー 26日 ロイター] - 南太平洋の島しょ国ツバルの議会は26日、新首相に元検事総長のフェレティ・テオ氏を選出した。カウセア・ナタノ前首相は1月26日の総選挙で落選していた。
人口約1万1200人のツバルは、台湾と国交を持つ数少ない国の一つ。太平洋島しょ国では、ナウルが最近、台湾と断交し中国との国交を復活させており、現在台湾との国交を維持するのはツバルを含め3カ国となっている。
首相候補はテオ氏のみで、議員16人全員が同氏を支持した。
テオ氏はツバル初の検事総長を務めた。同国最大の産業である漁業関係当局の高官も長く務めた。
台湾外交部(外務省)は、アンドルー・リン駐ツバル代表(大使)が蔡英文総統の祝意をテオ氏に伝えたと表明。田中光外務次官が近い将来にツバルを訪問すると述べた。
外交部は、テオ氏が台湾の友人であり、台湾を何度も訪れているとし、同氏がツバルと台湾の関係は安定しており、関係維持がツバルで幅広い合意を得ていると述べていると指摘した。