■業績動向
(3) 2016年12月期業績見通し
モバイルファクトリー {{|0:}}の2016年12月期業績については、売上高が前期比12.5%増の1,971百万円、営業利益は同65.7%増の520百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同84.0%増の340百万円と売上高、利益ともに過去最高を更新する会社計画※を据え置いた。
第3四半期の進捗率は売上高75.1%、営業利益88.7%、親会社株主に帰属する当期純利益89.5%に到達。
年末年始向けて大型IPとのコラボイベントを実施し、首都圏向けの初のテレビコマーシャルと交通広告の実施などを行う計画だ。
※2016年7月22日に第2四半期決算発表と同時に期初会社計画(売上高1,888百万円、営業利益460百万円、親会社株主に帰属する当期純利益299百万円)を上方修正した。
サービス別では、ソーシャルアプリサービスが前期比30.0%増の1,191百万円、コンテンツサービスは同6.6%減の780百万円を予想している。
ソーシャルアプリサービスが伸びるのは、リソースを位置ゲームへ集中する体制を継続することでスマートノベルは前期比で大幅な減少を見込むものの、「駅メモ!」の好調が続くことが原動力となり位置ゲームが好調に推移すると予想していることによる。
第4四半期(10月−12月)の状況について見ると、売上高は同3.7%減の489百万円、営業利益は同28.7%減の58百万円と減収減益の計画となる。
減益を予想するのは、首都圏向けの初のテレビコマーシャルと交通広告の実施により前年の第4四半期(122百万円)並みの広告宣伝費を投下する計画であることが主要因。
こうした状況下で注目されるのが、映画「君の名は。
」とのタイアップキャンペーン(キャンペーン期間:2016年11月1日~12月31日)だ。
概要は、「駅メモ!」内にて劇中に登場する1都2県(東京都・愛知県・岐阜県)に所在する11箇所の鉄道駅を対象に各地域を巡ることにより、劇中シーンのオリジナル壁紙や「君の名は。
」のオリジナルグッズの抽選権を得ることができるというもの。
9月から開催した人気アニメ「アクティヴレイド」とのコラボにより新規ユーザーが流入しDAUが伸びた実績があるだけに、大型IPである「君の名は。
」とのコラボに対する期待は大きい。
弊社では、第3四半期業績の進捗率と、大型IPである「君の名は。
」とのタイアップキャンペーン実施から判断し、会社計画は保守的であると見ている。
なお、年末年始にかけて実施するテレビコマーシャルと交通広告については、発注に関してWebプロモーションのように臨機応変に対応できないことが業績攪乱要因になる可能性があることに留意する必要がある。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正 )
(3) 2016年12月期業績見通し
モバイルファクトリー {{|0:}}の2016年12月期業績については、売上高が前期比12.5%増の1,971百万円、営業利益は同65.7%増の520百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同84.0%増の340百万円と売上高、利益ともに過去最高を更新する会社計画※を据え置いた。
第3四半期の進捗率は売上高75.1%、営業利益88.7%、親会社株主に帰属する当期純利益89.5%に到達。
年末年始向けて大型IPとのコラボイベントを実施し、首都圏向けの初のテレビコマーシャルと交通広告の実施などを行う計画だ。
※2016年7月22日に第2四半期決算発表と同時に期初会社計画(売上高1,888百万円、営業利益460百万円、親会社株主に帰属する当期純利益299百万円)を上方修正した。
サービス別では、ソーシャルアプリサービスが前期比30.0%増の1,191百万円、コンテンツサービスは同6.6%減の780百万円を予想している。
ソーシャルアプリサービスが伸びるのは、リソースを位置ゲームへ集中する体制を継続することでスマートノベルは前期比で大幅な減少を見込むものの、「駅メモ!」の好調が続くことが原動力となり位置ゲームが好調に推移すると予想していることによる。
第4四半期(10月−12月)の状況について見ると、売上高は同3.7%減の489百万円、営業利益は同28.7%減の58百万円と減収減益の計画となる。
減益を予想するのは、首都圏向けの初のテレビコマーシャルと交通広告の実施により前年の第4四半期(122百万円)並みの広告宣伝費を投下する計画であることが主要因。
こうした状況下で注目されるのが、映画「君の名は。
」とのタイアップキャンペーン(キャンペーン期間:2016年11月1日~12月31日)だ。
概要は、「駅メモ!」内にて劇中に登場する1都2県(東京都・愛知県・岐阜県)に所在する11箇所の鉄道駅を対象に各地域を巡ることにより、劇中シーンのオリジナル壁紙や「君の名は。
」のオリジナルグッズの抽選権を得ることができるというもの。
9月から開催した人気アニメ「アクティヴレイド」とのコラボにより新規ユーザーが流入しDAUが伸びた実績があるだけに、大型IPである「君の名は。
」とのコラボに対する期待は大きい。
弊社では、第3四半期業績の進捗率と、大型IPである「君の名は。
」とのタイアップキャンペーン実施から判断し、会社計画は保守的であると見ている。
なお、年末年始にかけて実施するテレビコマーシャルと交通広告については、発注に関してWebプロモーションのように臨機応変に対応できないことが業績攪乱要因になる可能性があることに留意する必要がある。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正 )