[17日 ロイター] - 米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は17日、新型コロナウイルス感染拡大防止に向けたロックダウン(都市封鎖)措置が一定期間、米経済への重圧となる公算が大きいとの認識を示した。
ウィリアムズ総裁はCNBCとのインタビューで「現在かなりの経済的痛手を被っているが、こうした状態がしばらく継続する公算が大きい」とし、「まだ今後も厳しい日々が訪れると考えており、そのためにわれわれは経済支援に向け尽力している」と語った。
建設業など一部のセクターがより速いペースで回復する可能性はあるとしつつも、米経済が年末までに新型コロナ流行に伴う景気停滞から完全な回復を遂げるとは想定しておらず、数年かかる可能性があるとの認識を改めて示した。
また、流動性や市場機能の大幅な改善を確認していると述べた。