[ニューヨーク 1日 ロイター] - ロシアのオリガルヒ(新興財閥)の資産を調査対象としている米司法省のタスクフォースを率いるベテラン連邦検察官、アンドリュー・アダムス氏は1日、オリガルヒが制裁を逃れたり、制裁が科される可能性を見越して資産を動かそうとしたりする証拠を確認していると述べた。
ロイターとのインタビューで、オリガルヒへの調査に関する各国の協調レベルが「過去最高」に達しており、検察によるオリガルヒの隠し財産の追跡に役立つ可能性があると指摘。一方で「調査や凍結がより困難とみなされている区域にヨットや飛行機など移動可能な資産を移動させようとする取り組みが行われており、その一部が公に報告されている」とした。