7~9月期の国内総生産(GDP)発表を受け、複数の証券ブローカーが中国の予想成長率を上方修正している。
例えばUBSは、投資の回復などを織り込み、2016年の予測値を6.6→6.7%に引き上げた。
不動産市場の活況で投資が増え、消費も刺激していると指摘。
足元で政府が不動産引き締めを進めていることから、10~12月期のGDP成長率は6.5~6.6%にやや鈍化する可能性があるものの(7~9月期の実績は6.7%)、年間では安定成長を維持するとみている。
BOAメリルリンチも16年の予想成長率を6.4→6.7%に上方修正。
17年は6.5→6.6%に引き上げた。
9月の経済指標はややさえない内容だったが、市場予想の範囲内だと指摘。
景気回復の流れは続いているとの見方を示した。
ただ、このことを理由に、中国政府が一段の金融緩和(預金準備率や政策金利の引き下げなど)に動く可能性は低いとみている。
国家統計局が19日発表した7~9月期のGDP成長率は、物価変動の影響を除いた実質で6.7%。
1~3月期、4~6月期と同水準で、市場予想とほぼ一致している。
統計局の報道官は記者会見の席で、住宅需要が拡大する中、家電や自動車の消費も増えたと説明した。
1~9月期のGDPに対する寄与率は、消費が71.0%、投資が36.8%、純輸出がマイナス7.8%。
消費の寄与率が前年同期から13.3ポイント拡大している。
また、低迷が懸念されていた民間投資についても、9月に前年同月比4.5%増とプラス成長を示した(7月は1.2%減、8月は2.3%増)。
1~9月の年初来では、GDPが6.7%成長。
中国政府は16年の成長目標を「6.5~7.0%」に設定している。
【亜州IR】
例えばUBSは、投資の回復などを織り込み、2016年の予測値を6.6→6.7%に引き上げた。
不動産市場の活況で投資が増え、消費も刺激していると指摘。
足元で政府が不動産引き締めを進めていることから、10~12月期のGDP成長率は6.5~6.6%にやや鈍化する可能性があるものの(7~9月期の実績は6.7%)、年間では安定成長を維持するとみている。
BOAメリルリンチも16年の予想成長率を6.4→6.7%に上方修正。
17年は6.5→6.6%に引き上げた。
9月の経済指標はややさえない内容だったが、市場予想の範囲内だと指摘。
景気回復の流れは続いているとの見方を示した。
ただ、このことを理由に、中国政府が一段の金融緩和(預金準備率や政策金利の引き下げなど)に動く可能性は低いとみている。
国家統計局が19日発表した7~9月期のGDP成長率は、物価変動の影響を除いた実質で6.7%。
1~3月期、4~6月期と同水準で、市場予想とほぼ一致している。
統計局の報道官は記者会見の席で、住宅需要が拡大する中、家電や自動車の消費も増えたと説明した。
1~9月期のGDPに対する寄与率は、消費が71.0%、投資が36.8%、純輸出がマイナス7.8%。
消費の寄与率が前年同期から13.3ポイント拡大している。
また、低迷が懸念されていた民間投資についても、9月に前年同月比4.5%増とプラス成長を示した(7月は1.2%減、8月は2.3%増)。
1~9月の年初来では、GDPが6.7%成長。
中国政府は16年の成長目標を「6.5~7.0%」に設定している。
【亜州IR】