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あらた Research Memo(4):キャッシュ効率を高めるため、売上債権、仕入債務の回転期間の改善に取り組む

発行済 2017-01-10 16:14
更新済 2017-01-10 16:33
あらた Research Memo(4):キャッシュ効率を高めるため、売上債権、仕入債務の回転期間の改善に取り組む
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■業績動向

(2)財務状況と主要経営指標

あらた (T:2733)の2016年9月末の総資産は前期末比5,810百万円増加の225,499百万円となった。
主な増減要因を見ると、流動資産では売上債権で2,873百万円、たな卸資産で1,513百万円、未収入金で1,469百万円の増加となった。
また、固定資産では投資有価証券が769百万円増加し、のれんが215百万円減少した。


負債合計は前期末比5,407百万円増加の169,154百万円となった。
主な増減要因を見ると、仕入債務で3,098百万円、有利子負債で1,958百万円の増加となった。
また、純資産は利益剰余金の増加により前期末比403百万円増加の56,345百万円となった。


経営指標を見ると、経営の安全性指標となる自己資本比率は25.0%と前期末比0.5ポイント低下し、有利子負債比率も同2.7ポイント上昇するなど財務体質はやや悪化した。
売上債権回転日数が前期末とほぼ同水準だったのに対して仕入債務が0.5日短縮したほか、たな卸資産が増加したことでキャッシュ効率が悪化し、有利子負債が増加したことが要因となっている。
同社ではキャッシュ効率を高めるため、売上債権、仕入債務の回転期間の改善に引き続き取り組んでいく方針のほか、発注精度を高めていくことで在庫回転率についても改善し、キャッシュ効率を高めていく方針となっている。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

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