Kazuhiko Tamaki
[東京 10日 ロイター] - 松野博一官房長官は10日午後の会見で、神田憲次財務副大臣が税金の滞納を繰り返してきたと週刊誌で報道されていることについて、納税を司る財務省の副大臣として自覚を持って説明してほしいと指摘した。
松野官房長官は、神田副大臣の取るべき対応として、事実関係を精査した上で「政治家の責任において国会等の場で、しっかりと説明責任を果たすことが重要である」と語った。その上で「特に国民のみなさまから税を納めていただく財務省の副大臣の立場にある者として、自覚をもって説明を尽くしてもらいたい」と述べた。
読売新聞によると、神田副大臣は9日午前の参院財政金融委員会で「私が代表取締役となっている会社が保有する土地及び建物について、税金の滞納により市税事務所から差し押さえを受けたことは事実だ。深く反省している」と語り、滞納の事実を認めた。滞納は2013年以降、計4回で固定資産税だったと説明した。