[ローマ 23日 ロイター] - イタリアのグアルティエリ経済・財務相は23日、国内総生産(GDP)が第3・四半期に「力強く反転拡大」し、2021年に大幅な伸びになるとの見通しを示した。新型コロナウイルス流行に伴う制限措置のため、それまでは経済が縮小する見通しとなっている。
国内紙ラ・レプブリカによると、同相は「われわれは第3・四半期には早くもGDPが力強く反転拡大し、21年には大幅に成長すると予想している」と指摘。政府の措置と企業の段階的な再開が「新型コロナの経済的な負の影響を抑えることに寄与するほか、回復を後押しする」と付け加えた。
イタリア議会予算局(UPB)は21日、新型コロナの感染拡大抑制に向け実施しているロックダウン(都市封鎖)により、イタリアの20年第1・四半期GDPが前期比で約5%減、第2・四半期には10%減になるとの見方を示した。