[ベルリン 16日 ロイター] - 欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会のフォンデアライエン委員長は16日、12月に開催する中国との首脳会談で、EU市場で生じている歪みを踏まえ、中国との貿易における公平な競争条件の確立を目指すという認識を示した。
フォンデアライエン氏は、12月7━8日に北京で予定される首脳会談について「われわれは誠意を持って中国に向かう」とし、「懸念を表明することをためらわないが、双方に利益をもたらす、より野心的な関係について議論する余地を残しておく必要もある」と述べた。
さらに、EUの利益を守るだけでなく、対話を通じて中国との見解の相違に対処することにも努めたいとし、「中国との通商関係において公平な競争条件を確立することが目標だ」と述べた。
また、現在の不均衡解消に向けた中国の行動を期待しているとも述べた。