[24日 ロイター] - ブロックチェーン分析会社チェイナリシスは24日、昨年のハッカーによる暗号資産(仮想通貨)の盗難被害額が約17億ドルに上ったとする報告書を公表した。前年から約54.3%減少した。
暗号資産業界にとってサイバー攻撃は継続的な課題で、世界的に当局が暗号資産に消極的な姿勢を示す理由の一つになっている。
報告によると、盗難額は半分以下となったものの、個別のハッキング事案は231件と前年の219件から増加。
特に、北朝鮮に関連のある組織によるハッキングは過去最高の20件に上った。被害額は推計10億ドル強、前年は17億ドルだった。
北朝鮮は先に、同国がハッキングやその他のサイバー攻撃を行っているとの見方を否定した。