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船井総研HD Research Memo(5):増収増益基調変わらず。計画に対しては1Qの出遅れを2Q・3Qで取り戻す

発行済 2016-12-09 16:44
更新済 2016-12-09 17:00
船井総研HD Research Memo(5):増収増益基調変わらず。計画に対しては1Qの出遅れを2Q・3Qで取り戻す
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■業績動向

○2016年12月期第3四半期の業績動向
船井総研ホールディングス (T:9757)の2016年12月期第3四半期累計の売上高は11,908百万円(前年同期比11.9%増)、営業利益2,838百万円(同8.2%増)と増収増益を継続した。
売上高に関しては、主力の経営コンサルティング事業が引き続き好調だった。
営業利益に関しても、経営コンサルティング事業の貢献が大きい。
今期は第1四半期に通期売上高計画に対する進捗率23.1%と出遅れたが、第2四半期(進捗率47.0%)と第3四半期(進捗率73.1%)は好調に推移した。
営業利益率が23.8%と高い点が同社の特徴である。


経営コンサルティング事業を業種別に見ると、主力の3業種「住宅・不動産」、「医療・介護・福祉」及び「士業」で順調に業績を伸ばした。
逆に、「アミューズメント」、「外食」、「流通・小売・通販」などでは減収となった。
注力業種にコンサルタントなどの経営資源を集中し、ポートフォリオ管理をすることにより、全社としての成長につなげた形だ。
規模は小さいが成長性が高い業種としては、「人材サービス」が前年同期比53.1%増、「生産財メーカー・商社」が同25.9%増、「IT・OA」が同43.8%増となっている。
同社は「住宅・不動産」、「医療・介護・福祉」、「士業」など多くの参入市場でシェアNo.1の地位にあり、独走状態にある。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)

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