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豪ドル週間見通し:強含みか、中銀会合で早期利上げ示唆か

発行済 2022-04-23 14:39
更新済 2022-04-23 14:45
© Reuters.
■弱含み、欧米株安を嫌気して豪ドル売り強まる

今週の豪ドル・円は弱含み。
豪準備銀行(中央銀行)による早期利上げ観測が強まり、リスク選好的な豪ドル買い・円売りが優勢となった。
しかしながら、米長期金利の上昇を警戒した豪ドル売り・米ドル買いが増えたことで対円レートの上昇は一服。
さらに、欧米諸国の株式が週末前に大幅安となったことから、リスク回避的な豪ドル売り・円買いが広がった。
取引レンジ:92円99銭-95円75銭。


■強含みか、中銀会合で早期利上げ示唆か

来週・再来週の豪ドル・円は強含みか。
豪準備銀行(中央銀行)の5月理事会では政策金利(0.10%)の据え置きが予想される。
しかし、4月会合議事要旨での「インフレや賃金の伸びにともない最初の利上げ時期の見通しが早まった」との見解から、早期利上げが示唆されるとみられ、豪ドル買いに振れやすい。
1-3月期消費者物価指数(CPI)の発表が注目される。


○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・4月27日:1-3月期消費者物価指数(10-12月期:前年比+3.5%)
・5月3日:豪準備銀行が政策金利発表(0.10%に据え置き予想)
・5月4日:3月小売売上高(2月:前月比+1.8%)
・5月5日:3月貿易収支(2月:+74.57億豪ドル)
・5月6日:豪準備銀行四半期金融政策報告

予想レンジ:92円00銭-95円00銭


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