ウォルト・ディズニー(NYSE:DIS)が火曜日、第3四半期の決算を発表する。ディズニーの決算発表は株主を驚かせるものになるだろう。
アナリストの平均予想は、一株当たり1.95ドルであり、153億4000万の売上高であった。
ウォルト・ディズニーは、21世紀フォックスのコンテンツ事業を713億ドルで買収することが決定した。
Comcast (NASDAQ:CMCSA)との長い競争入札の後で、ルパード・マードックから最も高価な資産(=21世紀フォックスや映画スタジオ)を引き受ける前に、ディズニーは超えるべき大きなハードルはないといえる。
同メディア事業は「Avatar」や「Deadpool」などのヒット作や、またthe National GeographicやFX networksなどを所有している。この買収により、Huluへ要求する利用料が60%増加する。
この買収劇は、売上高の減少を食い止めるためのBob lger CEOによる戦略だ。
この買収の背景には、かつてディズニーで最もの売上があったテレビ事業やESPNスポーツネットワークの視聴者や広告費が、ネットフリックス等のストリーミング動画サービスの影響を受け、減少したという理由がある。
現在、投資家はディズニーの事業領域を守れる能力があると期待している。数ヶ月後にFoxのアセットが加わることにより、ディズニーは映画事業、テレビ事業、テーマパーク事業において高いアドバンテージを得ることになる。
この買収の影響は株価にも表れた。過去2か月で14%上昇し、3年間のスランプを抜け出した。
ディズニーが映画業界を支配する。しかし、今後の展開にはストリーミング動画配信も必要である。
ブルームバーグによると、ディズニーは今年、「Black Panther」や「Incredible 2」などのヒット作により35%の国内の映画興行成績を誇っている。
ディズニーの第3四半期決算はこれらの成功を反映するものになるだろう。
しかし、株価が不調の中、ディズニーのメディア事業が著しく変わると期待するには早すぎるだろう。ディズニーのFox買収後の動きとストリーミング動画事業への参入は、2つの大きな成長要因だろう。
ディズニーにとって最も大きな挑戦は、多様化したエンンターテイメントの資産をまとめあげ、ネットフリックスから視聴者を取り返すことである。今回の決算により、Bob Iger CEOによるウォルト・ディズニーの今後の展望が見えるだろう。