40%引きでご購読
新規!💥 ProPicksを手に入れ、S&P 500を1,183%を超える投資成績を実現した、戦略をご覧ください40%割引で開始

原油価格は引き続き下落、2019年の経済予想を再考すべきか?

発行済 2018-10-26 19:19
更新済 2023-07-09 19:31

※この記事は2018年10月25日に投稿さたものです。

数週間前にブレント原油は85ドルを上回り、一部のアナリストは1バレルあたり100ドルの可能性を示しているが、現在トレーダーやアナリストは見解を変え始めている。

原油価格は、来年の世界経済の見通しが悪いことや米国原油在庫量が増加していることを受けて、原油はWTIは4%、ブレントオイルは4.3%下落した。これは、今月初めに4年来の高値に続伸していた後で、必要な調整だと考えられる。

WTI原油 1時間足: 10月16日-現在

イラン制裁への懸念後退、サウジ石油相の増産宣言、他産油国の増産傾向

マーケットでは、11月4日に発動される米国によるイランへの原油輸出制裁への懸念が徐々に収まってきている。

ClipperDataTankerTrackersの情報によると、10月のイランの輸出量は予想より依然として高い。そして、サウジアラビアの石油相のハーリド・アルファーリハ(Khalid al-Falih)氏は、イランによって減る原油生産を埋め合わせるだけ原油を増産すると述べている。石油相はOPECは「生産できるだけする」姿勢でだと言う。ロシアとリビアもまた、原油の増産を発表している。

イランへの制裁米中間の問題を取り巻く不確実性はマーケットに影響を与え続けるだろう。

中国はイランへの制裁が始まった後でも、イランから原油を輸入すると考えられていた。中国は現在イランの原油を世界一輸入している。

しかし、ロイターの報道によると、シノペック(Sinonpec)とCNPCは制裁の免除の可能性を見込んで、イランへ原油を注文する事にためらいを見せているという。

さらには、中国石油天然気集団公司の子会社であるバンク・オブ・クンルンは、制裁を控えて人民元でイラン原油を購入しないことを発表した。この報道によって、水曜日のブレント原油は押し上げられた。米国はバンク・オブ・クンルンを制裁措置の対象としているが、同社はアメリカで事業を行っていないため、制裁の影響はゼロである。

もし、原油価格が引き続き下降トレンドであるのならば、アナリストは2019年の予想を変えるだろう。原油が安くなることはしばしば経済成長を促すことになる。

もしOPECが2019年中盤まで増産の姿勢であり、ロシアや米国も増産が公約されるのであれば、世界経済の見通しは上がっていくだろう。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます