本日、アップル(NASDAQ:AAPL)は2019年第1四半期決算を行う予定である。米中貿易戦争による中国での需要減退を受けて、1月2日に同社は業績見通しを大幅に下方修正し、投資家へ衝撃を与えた。多くの投資家は、貿易戦争を乗り越えることを期待していた。
この報道の後、アップル株は約6年ぶりの下落幅となる8.94%安を記録した。その後は回復を見せつつあり、25日の終値は158ドルとなったが、28日には他の銘柄とともに再び下落した。
同株の反発は、投資家が同社の業績見通し軽視し、ポジティブな見方をしていることによるものなのか。それとも、140ドルへの下落が、割安と捉えられたからなのか。
我々は同株が1月の安値をテストし、さらに下落する可能性があるとみている。テクニカル分析によると、1月上旬の下落以来のレンジはデッドキャットバウンスに他ならないだだろう。
クリスマス前の急落の後に小幅で緩やかな反発が続き、これは上昇フラッグを形成している。
買い手がいない場合、売り手はフラッグの範囲を下回って価格を引き下げる。これによって、連鎖的な下落を引き起こす可能性が考えられる。
クリスマスイブの下落によって50日移動平均線は200日移動平均線を下回りデッドクロスを形成している。また、100日移動平均線も200日移動平均線を下回ろうとしている。
トレード戦略ーショートエントリー準備
慎重なトレーダーは、1月上旬の安値を更新して、長期的な下降トレンドを確認するまで待つべきであろう。
一般トレーダーは、下方ブレイクまで待ち、その後上昇フラッグの下限を上回らないか見極めてショート。
積極的なトレーダーは、今すぐショート。
トレード例
- エントリー: $149
- 損切り: $150
- 損切り幅: $1
- 目標価格: $145
- 利確幅: $4
- リスクリワードレシオ: 1:4