★利下げ期待は、一巡か。 6月3日以来、内外株式相場を押し上げてきた最大の神通力であった、「連銀の利下げ」期待も早くもこれで一巡ということでしょうか。米国株市場は軟調続き。おおむね0.5%前後の下落ですから、小幅な下落にとどまって見えます。 しかし、肝心の先行指標であるダウ輸送株指数は、なんと3.6%もの大幅な滑落です。 今度は一気に、25日線ぎりぎりまで押し戻されました。 株価指数で、唯一、ほっとさせてくれたのは、先行業種の半導体SOX指数だけが、唯一逆行高で終わっているという事実でしょう。
★リスク指標は、ぎりぎりのところで踏みとどまる。 非常に心配されたジャンクボンドですが、下げたは下げたのですが、まだぎりぎり6月19日以降の高原状態(往来レンジ)の下限ぎりぎりで止まっています。ただ、25日線割れがこれで2日続いています。 ちなみに、マネー循環を示す米10年国債利回りですが、これは低下(国債買い)になっていますが、25日線近くまで低下しているものの、まだ割り込むような感じではありません。これで6日にわたって、25日線上で、底這い状態というところです。
★米国企業の決算発表。 4-6月期の決算発表が本格化している米国ですが、ポイントはやはりダウ輸送株滑落の主因となった、鉄道株CSXの急落が痛いです。 複合一貫輸送の落ち込みが大きく、CSXは10.27%のほぼ暴落。25日・50日線どころか、一気に200日線まで割り込む惨状です。 これが決算発表の恐ろしいところです。決算は魔物とよく言われますが、事前の需給でとんでもない株価変動を起こしかねません。 この急落は、いわゆる「第一反応」ですから、これで悲観する必要はありません。売り一巡となったCSXと、連れ安した他の銘柄も、ここから株価の落ち着きがでてくるはずですから、そこからどう動くかが重要です。あくまで「第二次反応」を見てから、本当に弱いのか、一時的な需給の解消にすぎなかったのか、判断するべきでしょう。
★ハイテク軟調(フェイスブック「リブラ」問題)~割愛。
★チャイナリスクを整理する(何を危険信号としてチェックしていたらいいのか?)~割愛。
★戦略方針(キャッシュ拡大)~割愛。 (その他仮想運用モデルのポジション管理、銘柄スクリーニングなどは割愛) 以上
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