🐦 早起き鳥は 有望株を割安で見つけることができます。最大55%引きでInvestingProをブラックフライデーに手に入れましょう特別セールを請求する

金価格は年末にかけて上昇するのか?

発行済 2019-12-18 18:17
更新済 2023-08-14 19:57
XAU/USD
-
GC
-

FRBの金利据え置きやブレグジットの進展、米中貿易の第一段階合意などをよそに、金先物は上昇している。

現在の金相場を読み解くのは難しい。

先月の金価格は1500ドル台を下回ったものの、先週は堅調に推移した。

金は3つの悪材料を織り込まず

先週、金は3つの悪材料をよそに値を上げて取引された。

1つ目は、11日のFOMCで金利据え置きが決定したことである。これまで、7月から10月にかけて、FOMCは3度の金利引き下げを決定してきた。利下げは金にとって好材料であると考えられている。

2つ目は、13日の英下院総選挙において、与党・保守党が歴史的な大勝となったことである。不確実性の高いブレグジットは過去3年間に渡って、金価格を下支えしていた。

3つ目は、15日に米中貿易協議が第1段階の合意に達したことである。今回の合意を受け、米国は約1600億ドル分の中国製品に対する15%の追加関税を見送った。FOMCやブレグジット以上に、米中貿易問題は金にとって好材料となっていた。

先週の金価格は上昇

これら3つの悪材料に対して、金は値を上げて取引されている。

9日の終値は、1オンス当たり1465ドルとなった。10日には、1481.85ドルまで値を上げた。

金先物週足チャート

週次では1%高となる16ドルの上昇を見せた。これだけの悪材料がある中で、金は力強く上昇している。

金価格の上昇は、2019年末最後の祭りのようなものなのだろうか。

一部の楽観的なアナリストは約3か月前、年末までに金が1600ドルを記録すると予想していた。

2020年を前に1500ドルをテスト

年末までに金が1600ドルに達するという予想は、もはや現実的ではない。しかし、1500ドルまで上昇する可能性は依然として考えられる。

アナリストのJames Hyerczyk氏は17日、金先物が1500ドルをテストするためには、1497.7ドルの抵抗ラインを超える必要があると記した。

他方、TD証券は、金相場が値を上げている要因として、FRBが2020年に利下げを行う可能性を挙げている。

FRBやブレグジット、米中貿易戦争が金価格をサポート

TD証券は以下のように述べた。

「景気が下向く場合、FRBは利下げを行うことが予想されるので、金価格は堅調に推移している」

「したがって、2020年にかけて金が上昇することが予想される」

また、ブレグジットや米中貿易摩擦は、2020年においても金価格を下支えし続けると見られる。ブレグジットや米中貿易摩擦の行く末は、誰にも分からない。

TD証券は投資家に対して「商品投資顧問(CTA)の資金が年末にかけて金へ流入するとは考えられない」と述べた。CTAは、年末には取引量が少なくなる傾向がある。

最新のコメント

次の記事を読み込み中です
当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます