金曜日の日経は8連騰後反落で0.5%の下落、Topixは1.3%の下落、逆にマザーズは1.9%も上昇して引けています。中国の上海/深センCSI300は1.1%マイナス、香港は0.1%のマイナスでした。オーストラリアのASX200は0.2%マイナス、二ュージーランドNZX50種グロス指数は0.2%プラスでした。
先週大きく上昇していたヨーロッパ株ですが金曜日はドイツDAXは0.2%のプラス、フランスCACは0.3%のプラス、英国FTSEは0.4%のマイナス、スペインIBEXは0.8%のプラスでした。スイスSMI指数は変わらずでした。ヨーロッパ株は上昇トレンドのなかの一服のイメージです。一方、米国ではダウは1.4%のプラス、S&Pは1.4%のプラス、ナスダックは1.0%プラスでした。カナダは0.6%プラスでした。VIX指数(恐怖指数)は大幅に下がり23.1で引けました。今朝の日経は米株の強さを受け強くスタートしています。
ドルインデックスは金曜日に一貫して、特に引けにかけて下がっています。それを受けドルストレート通貨はカナダを除いて上がって引けています。ドル円は終日下落、105.14円の高値から104.56円まで売られて引けました。米ドルが売られ、円高となっているためクロス円は上昇していますが、方向感がなく終了しています。ドル円は現在株価ともドルインデックスとも相関があまり強くありません。リスクオンマーケットのなかドル円が下がっていることに違和感がありますが、このまま株高のままドル円が下がるのか、あるいはドル円が下がっているので日経が下がり始めるのか、そろそろ結論が出るかもしれません。
米大統領選はメジャーメディアではバイデン候補の勝利がまことしやかに伝えられていますが、実際はまだ選挙は終わっていません。日曜日にワシントンDCではトランプ支持者が不正投票に対する巨大なデモが行われました。またトランプ大統領は「今回の選挙は不正で盗まれた。裁判で争う。道のりは長い」とツイートしています。これはワクチンの実用化スピードと並んで今後のマーケットの大きなリスクオフ要因となりそうです。