昨日の貴金属マーケットですが、金銀は米ドルが続落したにもかかわらず若干下がって引けています。プラチナは続騰しています。
金は一時1850ドルまで下げましたが、米ドルの下げに連れて1861.5ドルで引けました。テクニカルには11/9に付けた安値1848ドルを切れるかどうかに注目です。もしそれを下に切ると短期的には下降トレンド復活ということになりそうです。 ただ、中期的には8月の史上最高値からの下げのモメンタムは弱くテクニカル的にはニュートラルからブルです。
米ドルと逆相関関係が強い金ですが、米ドルが中長期的に下がるとすると、金の下げは限定的と言えるかもしれません。あくまでドルの下落が続けばですが。
ファンダメンタル的には金の国際調査機関のワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)によると、第3・四半期の世界の金需要は11年ぶり低水準であったとのこと。これに加え準備資産の一部として金を保有する中央銀行が10年ぶりに金売りに転じている模様です。
ここからどうなるのか?エリオット波動とタイムサイクル分析で予測します。